ひとやすみエッセイ◆6◆「それなりの工夫」
2015年09月15日

「人間に必要なのは栄養・休養・教養だ」という名言がある。それに加えて色々な健康法も欠かせないだろう。長年やってきた私のそれなりの工夫を書いてみる。

■ 朝床腹筋

まず目が覚めたら床の中で寝たまま腹筋運動。両足を軽く上げて自転車をこぐように回す。約100回。これを続けると自然にお腹が凹んでくる。熟年向き。

■ 首・顔タオルマッサージ

「風邪は首からひく」と言われるが、それなら首を鍛えれば良いのでは、と考えて始めたら、効果絶大。タオルを両手に持って首の後ろを左右にこする。そのあと顔もこするとピカピカ顔になる。全世代向き。

■ 歯には塩

若い頃の外国勤務時代、異国の地で虫歯になると面倒だと思って随分丁寧に歯磨きをした。しかし数年たって一時帰国して診てもらうとやはり虫歯が見つかった。どうも歯磨きだけではダメだ。そこで大正生まれの父に聞いてみた。「軍隊に行った時、歯磨きはどうしてた?」「指に塩をつけてゴシゴシやっていた。それだけで虫歯にならなかったなー。」歯ブラシは言わば物理的な手法だが、殺菌力のある塩を使うのは化学的手法と言えるかもしれない。以来その二つを併用し、虫歯から免れている。そのことを専門家に聞いたことがある。しかし歯磨きで十分ですよとアッサリ言われてしまったのは何だったのか。好事家向き。

■ スクワット

中年の頃よくギックリ腰を起こしてマッサージに通った。その後同病の先輩からスクワットを進められ、それで完全にギックリ腰から卒業出来た。タイミングは朝のトイレに入った時、しゃがみこむ前に30回やる。手を軽く腿のところに置き、胸と膝とつま先を一直線に揃える格好でやると安定的に出来る。腰の筋肉を鍛えることでギックリ腰を防ぐのだと思う。中年向き。

ちなみに朝のトイレには365日行く。47才で市会議員の選挙に出た時に朝済ませた方がよいと思って以来、もう20年近く、年に365日やり遂げている。やれば出来るとはこのことかと思う。ことが済んだら、今日も有難うと思わず下半身に声を掛ける。

■ 中国式目の体操

 中国の小中学校では皆この体操をやっている、だから中国人に目の悪い人はあまりいない、との話を雑誌で読んで以来、なるべく頻繁にやるようにしている。おかげで65歳の時の運転免許書き換えも裸眼でパス出来た。その体操は①まゆ頭の下のくぼみを親指で押す、②目頭の下を人差し指で押す、③頬の中央部を人差し指で押す、④目の周囲を人差し指側面の第二間接でマッサージする。この4つ。押しているうちにみるみる視力の回復を実感できる。全世代向き。

 以上のようなことではあるが、さらには早寝早起きして運動に精を出し、かつ暴飲暴食はしないで、その上クヨクヨしないで機嫌よくしていれば、申し分ない。健康長寿人こそ人生のエリート、皆の目標だ。

(りいど27年9月号掲載)

吉田泉のエッセイ


SSL GMOグローバルサインのサイトシール 公式サイトの確認方法